「ストップ!子どもの人身売買 」 トラフィキング反対キャンペーン


2009年8月、ECPATインターナショナルとザ・ボディショップ・インターナショナルは世界的な意識覚醒と認識喚起のための3年間のキャンペーン「ストップ!子どもの人身売買(Stop Sex Trafficking of Children & Young People)」を始動させました。ザ・ボディショップ社が、自社のロゴと他の団体のロゴとを並べてキャンペーンを行うということは極めて異例とのことです。今回のキャンペーンへの同社の意気込みが感じられます。

 キャンペーンの一環として子どもや若者の性的搾取を目的とする人身売買についての世界各国の最新情報をまとめた詳細なグローバルレポート「子どもたちを守るのは私たちの責任―世界における性目的の子どもの人身売買の現状」およびその要約版が刊行されました。 グローバルレポート本体はA4レポート英文60ページという膨大なもの。日本語要約版は日本のザ・ボディショップ社のホームページ(下記)に掲載されています。レポートでは人身売買は大変利益のあがる商売であるために増加していること、人身売買を行う人々とはどんな人たちか、被害者のリスク要因などについても言及しています。

 第3回世界会議では問題解決のためには国がしっかりとした法律を作り、それをもとにして防止対策、被害に遭った子どものための特別な行政サービスやケアを行うことの大切さが強調されました。今回のキャンペーンでは、2012年までに①国がきちんと防止対策を立てること、②国際的な基準に見合った法律を作ること、③被害にあった子ども専門の行政サービスを行うことを目的にしています。残念ながら現在日本はこの分野での取り組みは遅れています。キャンペーンの終了する3年後の2012年までこれら3つの目標の達成に向け、様々な活動を展開していきます。

 日本では、ECPAT/ストップ子ども買春の会がキャンペーンパートナーです。2009年8月21日(木)にザ・ボディショップ社新宿店で45社のメディアの参加を得て、キャンペーンのプレスリリースが行われました。同社からはキャンペーンの目的とグローバルレポートの概要が述べられ、当会からはECPATおよびストップ子ども買春の会の活動紹介、子どもの商業的性搾取の現状、キャンペーンへの期待などをお伝えしました。また、9月2日(水)には同社の店長会議に招かれ、約200名の出席者の方々にキャンペーンの意義をお話しいたしました。支店長のみなさんは子どものトラフィッキングの問題を知ろうと実に真剣に耳を傾けてくださいました。

第1回トラフィッキング反対キャンペーンは9月4日から10月29日まで全国のザ・ボディショップの店頭で繰り広げられました。9月19日の土曜日には、おそろいのTシャツを着てボディショップのスタッフの皆さんと買い物客で賑わう新宿エリアをウォーク。背中に「子どもは性の奴隷じゃない」と描かれた注目度抜群の黄色いTシャツを着て、ボディショップ社の社員のみなさんと新宿の街を練り歩きました。

11月19日、キャンペーンの結果を東京のボディショップ本社でうかがいました。キャンペーンに賛同されたお客様が貼ったNONOシールの数はなんと10万3146枚(9月4日~11月8日)。第1回キャンペーン限定の国際ECPATへの寄付金付き商品「やさしさハンドクリーム」の売上による寄付金は1,041,200円、ストップ子ども買春の会の活動を支えるための店頭募金やイベントでは1,581,504円ものご寄付が寄せられたとのことでした。

本社の方からスタッフの方々のお働きや店頭でのお客様の様子も伺い、胸が熱くなりました。みなさまのご協力に心より感謝申し上げるとともに、今後も一層活動に力を注いでまいります。 キャンペーンは3年間です。今後も引き続きキャンペーンにご注目・ご協力くださいますようお願いいたします。

★第1回トラフィキング反対キャンペーンの詳しい内容についてはザ・ボディショップ社のホームページまたは国際ECPAT関連ホームページをご覧ください。

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