国際ECPATマドリナン事務局長来日!

国際ECPATマドリナン事務局長来日!

警察庁主催 第8回東南アジアにおける児童の商業的性搾取対策に関するセミナー(09/11/25開催 於:東京)にゲストスピーカーとして国際ECPATマドリナン事務局長が来日しました!

今年は国際ECPATのカルメン・マドリナン事務局長がNGOからのスピーカーとして招かれ、08年11月に開催された第三回世界会議以降の世界の状況などについて報告しました。カルメン氏は、近年経済的に問題のない家庭の子どもが「援助交際」に巻き込まれるケースが日本だけでなく世界的に目立ってきたこと、性目的の人身売買を通じて買春を強要されたり子どもポルノの被写体にされたりするなど様々な形で子どもの性的搾取が行われていること、観光における子ども買春問題の拡がりについて語ったほか、インターネットの発展に伴い、ネットを通じ子どもが性被害に遭う危険性が大変高まっており対策が急務であることや、氾濫する子ども虐待イメージ(=子どもポルノ。子どもポルノは子どもへの虐待画像であるという考えから近年この言葉が使われている・筆者))問題への早急な対応を強調しました。特にコンピューターによって作られた画像、マンガ、アニメ、ゲームを含む子ども虐待画像に関しては、「子どもを性的な満足のために利用している」として前述のフィリピンをはじめ多くの国が処罰化を進めていることを各国の事例を挙げ報告、子ども虐待イメージの危険性と規制の必要を訴えました。翌日は国会内で与野党議員との「子どもポルノ問題」に関する院内集会に出席、この問題への日本での議論ととりくみを促しました。また、12月には、NHKのBS番組「今日の世界」でマドリナン事務局長のインタビューが放映されました。

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