「非出会い系」被害、初の減少=大手サイトの対策が影響か―警察庁

時事通信 9月8日(木)10時20分配信

 今年上半期(1~6月)に「非出会い系」と呼ばれるコミュニティーサイトを利用して、児童買春などの被害に遭った18歳未満の子どもは、昨年同期比55人減の546人だったことが8日、警察庁のまとめで分かった。統計を取り始めた2008年以降、初めて減少に転じた。
同庁によると、昨年、大手コミュニティーサイトが、サイト内でやりとりされるミニメールの監視体制を強化し、大人が子どもから連絡先を聞き出しにくくしたことなどが影響したとみられる。
子どもの被害を罪種別にみると、青少年保護育成条例違反が304人と最も多く、次いで児童ポルノが109人、児童買春が103人など。強姦(ごうかん)(3人)、強制わいせつ(4人)、略取誘拐(1人)などの凶悪事件に巻き込まれたケースもあった。
年代別では、16歳が139人と最多で、17歳(118人)、15歳(108人)と続いた。
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