児童ポルノに廃棄命令の条例/全国初、京都で可決へ
京都府議会の府民生活・厚生常任委員会は4日、児童ポルノの取得・所持を禁止し、違反した場合は廃棄命令を出すことを盛り込んだ条例案を可決した。
府によると、画像の拡散を防ぐため、廃棄命令を付けた条例は全国で初めて。7日の本会議で可決、成立する見通し。
条例案は、児童買春・ポルノ禁止法で規制されていない、提供目的以外の「単純所持」を禁止。18歳未満の児童の全裸などが写った画像や映像を所持した場合は、知事が廃棄命令を出す。従わない場合は30万円以下の罰金。
13歳未満の児童の性交などが写った画像の有償取得は「違法性が高い」として、直ちに1年以下の懲役または50万円以下の罰金。
四国新聞2011年10月4日