府児童ポルノ規制条例案:府議会、可決へ 全国初の廃棄命令 常任委で採択 /京都

9月府議会は4日、府民生活・厚生常任委員会(定数10)を開き、児童ポルノの廃棄命令を盛り込んだ全国初となる府児童ポルノ規制条例案を賛成多数で原案通り採択した。7日の本会議でも原案通り可決する見通し。【入江直樹】

 条例化は、児童ポルノなどによる被害者保護が狙い。近年、画像や動画はインターネットを通じて拡散する傾向にあることから、府が独自に廃棄命令付きの条例制定を目指していた。

 条例案では、18歳未満の性交、またはそれに類似する行為が写っている児童ポルノが対象。府警の捜査などで把握した譲渡先に府が廃棄を命じ、従わない場合は刑事罰を科す。被写体が13歳未満の場合に有償での譲り受けが確認されれば、明らかな違法行為とみなし命令なしで罰則適用する。

 この日の委員会では、条例案について共産党会派の委員が「児童ポルノの定義があいまいな上、冤罪(えんざい)を生む可能性や、立ち入りなどで(当局による)恣意(しい)的な運用の恐れもある」と反対を表明。自民党会派は「被害者を減らす観点からも、執行しつつ(問題点が生じれば)そのとき考えるべき課題だ」と反論した。議長と欠席委員1人を除いた採択では、共産会派2人のみが反対で、残りの自民、民主の両会派計6人が賛成に回った。条例案は本会議でも可決されれば来年1月から施行の予定。

毎日新聞 2011年10月5日 地方版

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