連続少女暴行事件 小学校元教諭の被告、起訴内容認める
東京都内や相模原市で2005~10年、小中学生の少女らが性的暴行やわいせつ行為を受けた事件で、強姦(ごうかん)や強制わいせつなどの罪に問われた東京都稲城市立小学校の元教諭、大塚友意(ゆうい)被告(31)=東京都品川区=の初公判が12日、東京地裁立川支部(毛利晴光裁判長)であった。大塚被告は「その通り間違いありません」と述べ、起訴内容を認めた。
起訴状によると、大塚被告は05年5月~10年6月、帰宅途中の少女の自宅などに押し入って「暴れると殺す」などと脅し、合わせて10人に性的暴行やわいせつ行為、未遂行為に及んだとされる。
大塚被告は裁判員裁判の対象となる強姦致傷罪でも起訴されており、立件された事件の被害少女は合わせて12人にのぼる。裁判官だけによる今回の裁判では、強姦致傷以外の罪について有罪か無罪かが判断され、その後の裁判員裁判で全体の量刑が決められる。
朝日新聞2011年10月12日夕刊