女児乱暴の男に懲役20年の判決 神戸地裁
幼女5人を乱暴し、その様子を撮影したなどととして強姦や児童買春・ポルノ禁止法違反などの罪に問われた神戸市北区の無職、大原高光被告(24)の判決公判が19日、神戸地裁で開かれた。丸田顕裁判長は「無警戒で大人に抵抗する力のない幼児に対する犯行を繰り返した、まれにみる悪逆ぶり」として懲役20年(求刑懲役25年)を言い渡した。
判決理由で、丸田裁判長は「人格形成のさなかの被害者の心身に与えた打撃は大きく、性犯罪の中でも悪質かつ重大な類型に属する」と断じた。
判決によると、大原被告は平成22年5月から23年9月の間、神戸市内の公園や林などで、当時4~8歳の女児5人に7回にわたってわいせつな行為や乱暴を繰り返し、その一部始終を携帯電話で撮影するなどした。
産経新聞2012年7月20日