児童ポルノ被害児童数、過去最悪の646人に 最年少は3歳女児
平成25年に全国の警察が摘発した児童ポルノ事件は1644件(前年比3%増)に上り、統計を取り始めた平成12年以降、過去最多となったことが6日、警察庁のまとめで分かった。被害児童数も646人(同21・7%増)で過去最多となった。
警察庁によると、内訳は児童ポルノの製造事件は797件(同23・8%増)と過去最多。ネット上での提供やDVDの販売などの流通事件は847件(同11%減)で、過去最多だった24年に次ぐ多さだった。被害児童の最年少は3歳の女児だった。
中には児童らが自ら撮影を強要されるなどしていたケースもあり、24年の237件から318件へと増加した。
児童ポルノ流通では91・6%が無償で行われており、警察庁幹部は「マニア同士が無料でやりとりしているケースが多い。悪質事案を積極的に取り締まりたい」としている。
産経新聞3月6日