児童ポルノ摘発、最多に 警察庁「背景にスマホ普及」

昨年1年間に全国の警察が摘発した児童ポルノ事件は1644件、被害が確認された18歳未満の子どもは646人で、いずれも統計を取り始めた2000年以降、最多となった。警察庁が6日、発表した。

 インターネットなどを通じて知り合った相手から求められ、子どもが自分で撮影した事件が前年より81件多い318件にのぼった。画像をファイル共有ソフトを使って交換する手口の事件は507件で、前年より12件減ったものの依然多い。

 相手と知り合う手段にスマートフォンを使っていた被害児童は全体の33%の211人で、前年の約4倍に急増した。警察庁は「スマホなどの普及に伴い、ネットを通じて見知らぬ人と知り合う機会が増えていることが被害増の背景にある」とみている。

朝日新聞3月6日

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