<少女強制わいせつ>元小学教諭に懲役6年

 盛岡地裁一関支部は26日、少女とのわいせつな行為を撮影したなどとして、強制わいせつと児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の罪に問われた一関市の小学校の元教諭岩渕浩被告(48)=懲戒免職=に懲役6年(求刑懲役7年6月)の判決を言い渡した。

 舘野俊彦裁判官は「薬を塗ってあげるなどと言って誘い、被害者の性犯罪に対する知識の乏しさを利用した」と悪質性を指摘。「児童ポルノを製造されたことで、プライバシー権も大きく侵害された」と述べた。

 判決によると、岩渕被告は2011年7~11月、岩手県内で18歳未満の少女に23回にわたりわいせつな行為をし、うち15回をデジタルカメラで動画撮影。同年7月~12年4月、動画をハードディスクに記録した。

 公判では、弁護側から被告が500万円の慰謝料を払ったとする証拠が提出されたため、検察側が求刑を懲役8年から懲役7年6月に変更した。

河北新報 1月27日(火)13時10分配信

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