ホテルや旅館と性被害防止の協定
18歳未満の子どもがホテルなどに連れ込まれて性犯罪の被害にあうケースが多いことから、兵庫県警察本部はホテルや旅館の組合と協定を結び、被害防止に協力を求めることになりました。7日は、神戸市の兵庫県警察本部で協定の締結式が行われ、小野義昭生活安全部長と県旅館ホテル生活衛生同業組合の増田晴信理事長が協定書を取り交わしました。
警察によりますと、児童買春や児童ポルノなどの性犯罪に巻き込まれた18歳未満の子どもは去年までの5年間で188人に上っていて、このうちおよそ4割がホテルや旅館で被害にあったということです。
協定では、ホテルの受け付けなどで様子のおかしい子どもを見つけたり、不審な人物を見かけたりした場合は、速やかに警察に通報することなどが定められています。
県旅館ホテル生活衛生同業組合の増田理事長は「ホテルや旅館での被害が多く、大変遺憾です。被害がなくなるよう貢献していきたい」と話していました。