児童ポルノ販売手助けで書類送検
国内最大級の児童ポルノサイトの運営者らが逮捕・起訴された事件で、ウェブサイト上でこのポルノサイトの広告を掲載し、販売を手助けしたとして広告関連会社の社長ら4人が、児童ポルノ禁止法違反のほう助などの疑いで書類送検されました。書類送検されたのは、ウェブサイト上の広告の掲載を仲介する福岡市博多区の広告関連会社の58歳の社長ら4人です。警察によりますと、4人は、おととし6月から約2年間、児童ポルノが販売されているサイトと知りながらこのサイトの広告を、運営するウェブサイトを通じて宣伝して販売を手助けしたとして児童ポルノ禁止法違反のほう助などの疑いがもたれています。去年6月に警察が摘発した別の児童ポルノ禁止法違反事件の捜査の中で、この会社と国内最大級の児童ポルノサイトが取り引きしていることがわかったということです。
会社は毎月、児童ポルノサイトの売り上げの約20%を受け取っていたということで、警察が詳しいいきさつを捜査しています。警察によりますと、調べに対し、4人のうちサイトの管理を行っていた社員2人が「児童ポルノの販売を助けたつもりはない」などと一部容疑を否認しているということです。