女子高校生に「動画で稼ぎませんか」と自画撮り要求、男子高校生を家裁送致

北海道警は８日、道内の男子高校生（１８）がＳＮＳで児童ポルノ動画を撮影させる「自画撮り」を要求したとして、道青少年健全育成条例違反の非行事実で、男子生徒を札幌家裁に書類送致したと発表した。送致は６日付。自画撮りの要求行為は１月に施行された改正条例で禁じられ、道警が適用するのは初めて。

発表によると、男子生徒は６月１４～１５日、女子高校生にツイッターで現金や電子マネーを渡す約束をして、「動画で稼ぎませんか」などと持ちかけ、わいせつ動画を送るよう複数回、要求したとされる。男子生徒は「動画が見たかった」と事実関係を認めている。

道警によると、道内で昨年、自画撮り被害に遭った子どもは３３人。こうした被害を未然に防ぐため、道は昨年１０月に条例を改正した。