勤務先生徒ら少女6人にみだらな行為・スマホ撮影…元中学教諭に懲役2年判決
児童買春・児童ポルノ禁止法と栃木県青少年健全育成条例の違反に問われた那須烏山市、被告の元中学校教諭(29)(高根沢町宝石台)に対し、宇都宮地裁は3月31日、懲役2年(求刑・懲役3年)の判決を言い渡した。判決によると、被告は2017年11月から20年1月にかけ、勤務する学校やSNSで知り合った少女6人(当時13~16歳)が未成年であると知りながらみだらな行為をし、その状況をスマートフォンで撮影した。小笠原義泰裁判官は、被告が生徒の人格形成にも影響を与える立場の教員であることを挙げ、「厳しい非難に値する」と指弾。被告に好意を寄せていた生徒の心情をもてあそんだ点も指摘し、「青少年に対する淫行や児童ポルノ製造の中でもかなり重い事案」とした。