子ども5人にわいせつ行為、元保育士の男認める 福井地裁 「怖い思いさせた」
10歳未満の女児2人にわいせつな行為をし、動画を撮影したとして強制わいせつと児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)罪に問われた福井県敦賀市、元同市立保育園保育士の男(23)が、起訴分を含め計5人にわいせつ行為をしていたことが6月2日、分かった。同被告の公判が同日、福井地裁(日巻功一朗裁判官)であり、被告人質問で本人が認めた。男は昨年1月から12月ごろにかけて、計5人の子どもに対して体を触ったり自分の下半身を触らせたりするなどのわいせつ行為をしたと認めた。5人中4人に対する行為は、複数回に及んだとした。男は「身勝手な行いで消えない心の傷やトラウマを与え、つらい思いや怖い思いをさせてしまった」と謝罪。犯行に至った経緯について「幼児の描かれた成人漫画を見る中で、高校生の頃から小児性愛の性癖に気付いた」と述べた上で「自分の性癖を軽く見ていた」と話した。動画を撮影したのは、後で見返すためだったとした。起訴状などによると、男は昨年1月30日と同3月23日に女児の体を触るなどのわいせつな行為をして自身のスマートフォンで動画を撮影し、同10月16日にも別の女児に対し同様にわいせつ行為や撮影をしたとされる。