“児童ポルノ”国際集中取り締まり544人摘発 日本は111人検挙

4/4 NHK

児童ポルノなど、子どもが性的に搾取される事案を世界の6つの国と地域の警察が集中的に取り締まった結果、1か月余りで、544人が摘発されました。このうち日本では、幼い娘に性的暴行を加えてその動画をインターネット上のグループチャットで共有していた父親など111人が検挙され、警察庁は引き続き、海外の捜査機関と連携し、取り締まりを強化することにしています。

ことし2月から3月にかけてインターネット上で子どもが性的に搾取される事案に対する国際的な集中取り締まりが行われ、日本の警察も初めて参加しました。

警察庁によりますと、取り締まりを行ったのは日本とシンガポール、タイ、韓国、香港、マレーシアの6つの国と地域の警察で、情報を共有しながら捜査を進めた結果、1か月余りで合わせて544人が摘発されたということです。

このうち、日本の警察は日本に住む14歳から68歳までの111人を検挙したということです。

この中には、インターネット上のサイトに子どもの性的な画像を掲載した高校教諭や、幼い娘に性的暴行を加えてその動画をインターネット上のグループチャットで共有した父親などが含まれているということです。

警察庁によりますと、去年1年間に児童ポルノに関する犯罪で全国の警察に検挙された人は1424人と、依然として多くなっています。

警察庁は、インターネット上の児童ポルノに関する捜査には国際協力が効果的だとして、引き続き、海外の捜査機関と連携し、取り締まりを強化していきたいとしています。

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