AIの児童ポルノ規制 鳥取県が過料科す条例改正案提案へ 廃棄・削除命令に従わない場合は5万円以下の過料に加え氏名など(ハンドルネーム含む)公表も
実在する青少年の顔から生成AIで作った性的画像を「児童ポルノ」として条例で規制している鳥取県は、実効性を高めるため、行政罰である「過料」を科す条例改正案を今月の県議会に提案することにしました。
鳥取県の青少年健全育成条例は、2月県議会の改正で、実在する青少年の顔からつくった性的画像を「児童ポルノ」の定義に加え作成や提供を禁止しています。
これに実効性を確保するため、作成や提供をしたときは5万円以下の過料とする、作成や提供をした者に廃棄や削除を命ずることができる、命令に従わないときは5万円以下の過料に加え氏名などを公表することができるなどとする条例改正案を今月の県議会に提案することにしました。
「氏名など」にはネット上のハンドルネームも含まれます。
専門家による検討会で過料を科すことも必要とする意見が出たことから、今回の改正案となり、あわせて学校での啓発や家庭で一緒に考えることも後押ししていく考えです。