SNS起因の小学生被害が増加 児童ポルノ、不同意性交が多数 警察庁

3/14 時事通信社

昨年1年間にSNSを利用して犯罪被害に遭った小学生が前年比25人増の139人に上り、過去最多となったことが14日、警察庁のまとめで分かった。10年前から5倍に増えており、同庁はスマートフォンやインターネットの適切な利用を呼び掛けている。139人を犯罪別で見ると、児童ポルノ72人、不同意性交23人、不同意わいせつ19人、青少年保護育成条例違反12人、略取誘拐11人、児童買春と面会要求等が1人ずついた。容疑者と知り合うきっかけになったSNSへの最初の投稿を自ら行ったのは、139人のうち94人。このうち67人の投稿は、趣味や日常生活、友達募集(オンラインゲームを含む)など犯罪に巻き込まれるとは考えにくい内容だった。使用したSNSはインスタグラムと動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」が多く、オンラインゲーム経由も目立った。小学生を含む18歳未満の被害者は、前年比3.9%減の1665人。中学生が748人、次いで高校生713人だった。うち重要犯罪の被害者は42.4%増の225人で過去最多となった。不同意性交が96人、略取誘拐が95人いた。 

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